密植栽培(動画あり)

密植栽培

先週末&今日と貸し畑会員さんの畑を教室会員さんと一緒に見て回りました。

アイアイ加藤がお教えしているわけで、皆さんに同じことを話しているはずなんですが、それぞれに個性的な畑になっていて、すごく面白いです。

会員さんの中にひとり、とくに特徴的な方がいらっしゃって、「密植栽培」というのをやっています。

おひとり20坪強の広さの畑なんですが、けっこうキチキチに種まきしていて、つるむらさきとしょうがが同居していたり、ミニトマトのすぐ横に青じそがいたり、そしてウネ間や株間を狭くしてあり、空いたら種まきや定植を繰り返し、畑全体がいつも働いているような状況です。

例えば、アイアイの畑は野菜と雑草が同居する中で、全体としてたくさんの植物が畑の中にいることで、畑の多様性が保たれています。

こちらの会員さんは、事前にたくさんの雑草や枯れ葉を、大きく3回ほど敷きまくって、層になる感じの状態で野菜を育て始めました。

そういった事前準備をしっかりしてうえでですが、この密植栽培を行なうことで、雑草の出る場所がない、雑草が出なくても常に多くの野菜を育てているので、畑の多様性が保たれ、もうそのこと自体が土づくりになっているということです。

広い畑ではなかなか難しいし、狭い畑でこそやりやすいですが、密植しても広くはありませんから、全体収量は多くはなりません。しかし家庭菜園、自給農であれば、じゅうぶんにやりようがあるのかなと思います。

自然農法でもこうやっていろんなオプションができることで、続けていくハードルが下がっていくといいなと思います。

→「自然農法 畑の見学会

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