アイアイ自然農園の作る野菜は、一般に流通されている野菜と同じ感覚で扱ってしまうと、どうしても誤解を生じてしまいます。そこで、私たちの野菜の長所短所について、きちんと書いておきたいと思います。

美味しさについて 

抜群に美味しい野菜たちです。「美味しさ」だけが野菜の価値であるとしたら、どんな有名なブランドより群を抜いていると思っています。

小さくても形が悪くてもしっかりと味があり、それでいてとても素直に感じます。甘い、辛い、酸っぱいなど単純な味ではなく、言葉では表現できないようないろんな味がします。体にすっと浸み込むような美味しさ、そしてついついパクパク食べてしまう。

食べた後なぜか美味しいテンションが上がってくるところも不思議な魅力、肉や魚がなくても野菜を主役に満足のいく料理を作ることができます。

アイアイ野菜中心のお鍋
さやえんどうのニンニク炒め

見栄えについて 

野菜の種類にもよりますが、見栄えは必ずしも良いものではありません。形は不ぞろい、一般の野菜より小さいかと思えば、やたら大きいものもある。

本来同じ大きさの野菜がそろってできることが不自然なのですが、見かけや大きさが判断基準となる今の一般的な流通ルートに流せば、B級品となるアイアイ野菜は多いはずです。

また、トマトの実や枝豆、白菜などの葉物など、しっかりうぶ毛が生えています。私たちは水をやることもしないので、空気中にある水分や栄養分を取り込もうと、うぶ毛を生やすんですね。

よく観察すれば見た目もそして味も「生命力」を感じることのできる野菜たちです。

重さ 

同じ大きさの野菜をアイアイ野菜と一般野菜で比較してみると、アイアイのものは重くてずっしり感があります。細胞が密に詰まっており、繊維質もしっかりしています。そのため熱の伝導性がよく、火を入れる時間が少なくて済みます。

デトックス効果 

あくまで食べた方からお聞きした情報ですが、アイアイの野菜のみの食事を取ると、翌日お通じがよくなるという声をよく聞きます。細胞が密であり繊維質も豊富なので、このようなことが起きるのだと考えています。

お野菜に対する考え方 

私たちの活動をお話していると、現代農法そのものを否定しているように思われがちですが、それは決して違います。食の安全が見直されるべき今、問題点は確かにたくさんあり、我々の農法はそれを解決するものでもあります。

しかしながら供給量を保つのは難しいものがあります。こだわり農家さんはそれぞれに頑張っていますが、市場を変えるほどの力はありません。そう考えると美味しくて安全な野菜を食べたいと思うのなら、自分で作るのがいちばんではないのかと思えてくるわけです。

自分で作ったものであれば中身を知っていますから安心です。生長過程を見ていれば、野菜がかわいく思えます。自給自足と大げさに考えなくても、足りなければ買えばいいわけで、半自給自足でも、ちょっとだけ自給自足でもじゅうぶんなわけです。

耕作放棄地はたくさんあります。畑に立つお仲間が増えたらいいなと思っています。

アイアイ野菜の定食
赤かぶの酢漬け