自然農法を学ぶ上でいちばん大事なこと

自然農法を学ぶ上でいちばん大事なことは、
「野菜を育てているのは自然なんだ」
ということを、本当に心でわかっているかどうかです。
私たちは肥料もあげませんし、農薬で守ることもしません。でも野菜には栄養が必要です。その栄養をつくってくれているのは、土であり、畑であり、自然です。野菜を育てているのは自然そのものなのです。
言葉で聞けば「なるほど」と思えるのですが、実際に育ててみてうまくいかないと、つい嘆いたり、感情が揺れたりします。この気持ちになるうちは、まだ体の奥までは落ちていないというサインです。
畑はいつも全力でがんばってくれています。たとえ不作でも、彼らが一生懸命働いた結果であり、自然が本来の力を発揮できなくしてきたのは人間の側なのです。そのことを忘れて「できない」と嘆いてしまうのは、ある意味自然に対して失礼なのかもしれません。
…かつての私もそうでした。
自然への尊敬と、恵みに対する感謝の気持ちを持てば、
「野菜たちに今、何をしてあげればよいのか」
自然と見えてくるようになります。
普段お伝えしているのは、いわば枝葉末節です。けれど、その小さな積み重ねを続けることで、この“根っこ”の部分が少しずつ腹に入ってきます。
人にはこれまで蓄積してきた「スキーマ(考え方の枠組み)」があります。多くの方のスキーマは、人間ベースで作られています。
たとえばアイアイの教室に継続して通うことで、3ヶ月〜半年ほどで自然ベースへと置き換わっていきます。謙虚な姿勢で自然に向き合う時間を積み重なれば、少しずつ起こっていく変化です。
実際に、多くの会員さんが変わっていく姿を見てきました。発言や受け取り方が、はっきりと自然のほうへ傾いていくのです。
ぜひ、自分の中の意識の変化も楽しんでみてください。その変化こそが、自然農法を理解していくプロセスそのものなのです。


