自然生えのジャンボニンニク
ジャンボニンニクって栽培しているととても不思議なことが起こります。
すべて完璧に収穫したつもりでも、翌年になるとその辺りから自然生えのジャンボニンニクが育ち始めます。またそれを完璧に収穫しても、翌年には自然生えが出てきてしまいます。
ジャンボニンニクは普通のにんにくよりかなり大きいので、このような名前が付けられていますが、にんにくよりは匂いが少なく、無臭にんにくという言い方でも販売されたりしています。
種の植えつけは、にんにく同様に鱗片ひとつひとつを植えていきます。なので収穫してしまえば、自然生えが出てくるなんてことはあり得ません。
収穫忘れも考えられますが、にんにくは放っておくと茎が消えてしまうことがあるものの、ジャンボニンニクの茎はしっかりしているので、よほどのことがない限り収穫もれは考えられません。
その犯人、実はこちらなんです。
「ムカゴ」と呼ばれていて、実際とうもろこしみたいな感じなんですが、これがジャンボニンニクの根の辺りにくっついていたり、実の皮の中にくっついていたりします。
ここから発芽して、数年かけてあの大きさのジャンボニンニクになると言われています。
自然生えはこれが育っているのだろうと思われます。
自然生えではなく、ムカゴを植えることで発芽させて、一人前のジャンボニンニクに育ってもらおうと、昨年、今年と試みているのですが、今のところうまいこと発芽してくれません。
これは何とか成し遂げたいので、また来年試みるつもりでいます。