どれが雄性不稔F1種?

ささげの種

まず雄性不稔F1種についてわからない方は、こちらの記事をお読みくださいね
→「今さらながらF1種についてまとめ

F1種でも雄性不稔種でないものは、とくに言われている危険性を感じる必要はありません。言われている危険性とは、雄性不稔種を食べ続けることで、健康被害が出るのではないかということです。

・男性不妊の人に多くミトコンドリア異常が見られる。

・雄性不稔種のパパにはミトコンドリア異常が見られる。

ということから、雄性不稔種を食べ続けることで不妊に繋がるのではとも言われています。実際に雄性不稔種の周りにいるハチの生殖能力が弱まっているという研究もあるそうです。

多く出回っている野菜で、雄性不稔種がほとんどと考えられる野菜たちです。

◇ F1種(雄性不稔)がほとんど

・アブラナ科  
  キャベツ ハクサイ カブ コマツナ
  ミズナなど
・タマネギ
・ニンジン
・シシトウ
・トウモロコシ
・ネギ
・ダイコン
・油用のヒマワリ(70%は雄性不捻)
・ジャガイモの男爵とメイクイーン
・キク科(インゲン)

これらの野菜にも固定種はありますが、雄性不稔種が多く出回っていて、そこから「ほとんど」という表現になっていると思われます。

じゃがいもにはびっくり、イモ類は交配しては増えないので、F1種はあり得ないと思っていました。花が咲くこともありますから、何かしら方法があるのでしょうね。

じゃがいもの雄性不稔は、この2品種だけのようです。

◇ F1種(雄性不稔でない)がほとんど

・ピーマン(雄性不捻株かけ合わせ中)
・ブロッコリー
・サトイモ
・ホウレンソウ
・ナス科
  ナス トマト
・ウリ科
  キュウリ スイカ かぼちゃ
・キク科
  シュンギク

◇ まだあまりF1種はない

・小麦
・米
・キク科
  レタス
・マメ科
  大豆 そら豆 インゲン
  サヤエンドウ モヤシ 落花生など

※キク科の短ゴボウは放射線育種
(サラダゴボウなど)

雄性不稔でないものが、まだこれだけあるんですね、ちょっと安心したりして。ただ数年前の情報ですので、また変わっているかも知れません。

とは言え、雄性不稔種でなければよい、というものではありません。農薬や体に安全な肥料、畑の環境など総合的に見て初めて安全と言えるわけで、雄性不稔かどうかはあくまで一要素だということは忘れないでくださいね。

こちらに加え、遺伝子組み換え、ゲノム編集など抑えておくことが必要かなと思います。

※内海医師のfacebook記事を参照
https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/2080573055359770

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