真夏の無肥料自然農法畑
梅雨の時期というのは夏野菜の成長期、今年の梅雨はなかなかスタートせず、厳しい環境ではありました。
後半雨は降ったものの、短期間でたくさん降るよりは、そこそこ長い時間降ったほうがやはり野菜の成長を促します。
初期成長の時期に雨が少なかったことで、例年より小ぶりな感じは否めないものの、それでも何とか追いついてきました。

上記写真、右奥から、ささげ、とうもろこし、ローゼル、見にくいけれど生姜、手前がオクラです。
オクラ、ローゼルが順調、ささげは葉っぱがすごいですが実は少なめです。
左奥に見えるのはクロタラリア、マメ科の緑肥で、窒素補給、センチュウ対策になります。

こちらは手前からナス、ピーマン、一番奥がクロタラリア、その手前に見にくいけれどミニトマト、つるむらさきがいます。
ナス、ピーマンはそこそこ、つるむらさきは絶好調で食べまくっています。
ミニトマトはよく実がついているけれど9割がたカメムシに吸われ、こんなのはこの17年で初のことです。
今年はカメムシが多いとは言われていますが、草マルチをたくさんした場所で、ひょっとすると養分過多になっているかも知れません。

きゅうりはおおむね順調、こちらはエンドウとの交互連作の場所で、この春のエンドウは不調でしたが、きゅうりは大丈夫なようです。

この写真は手前がバジル、奥が青じそ、バジルは発芽が悪く心配しましたが、固まって発芽したところから移植して、無事育っていきました。
青じそはかなり発芽が悪かったので、他の畑の自然生えのものを移植して、無事育っていきました。
少し遅くなりましたが、両方とも例年通りに追いついて、バジルジェノベーゼ、青じそのニンニクしょうゆ漬け、青じそジュースなど楽しんでいます。
その他、モロヘイヤ、空心菜など葉物系はやはり雨の影響で遅め、それでも少しずつ成長してくれています。
ニラは豊作、ネギも例年通りしっかりできてくれています。
全体感としては、少し成長が遅かったけれど、おおむね例年通りに追いついてくれたかなという印象です。
この農法で、毎年すべてが豊作なんてことはあり得ませんので、できたものを楽しむというスタンスが必要、自然の恵み、毎年美味しい思いをさせてもらっています。